口下手を改善克服する一言
自分のことを口下手だと感じている人はひじょうに多いようです。しかも実際に口下手な人ではなく、周囲からは話がうまいと思われている人であっても、自分は口下手だと悩んでいるケースがあると言うのです。これは一体どうしたことでしょう。また口下手というのは具体的にどのような人を指し、どのような努力することで口下手は治せるものなのでしょうか。
人前に出て話をすることが苦手、スピーチをしようとして演壇に立ったとたんに頭の中が真っ白になったなどという話はよく聞きます。また相手が大勢の人でない場合でも、話の糸口がつかめなくて気まずい時間が流れた、他の人のように言葉のやりとりを楽しむことができない、自分が話す番だと考えただけで緊張してしまう、などという人は大勢いるものです。でも本当にそんなに多くの人が口下手なのでしょうか。
口下手の人のほとんどはいわゆるあがり症でもあります。自分に周囲の目が向けられるととたんに緊張し、頭の中が真っ白になってしまいます。当然余裕を持って何か気の聞いた話をできる状況ではありません。しかしこれは「上手に見せたい」、「人より注目されたい」といった心情の裏返しなのです。そのためあまり向上心がない人の場合には、意外と口下手な人は多くありません。つまり良きにつけ悪しきにつけ「マイペース」なのです。
どうしてもはやく口下手を治したいというのなら、取って置きの一言があります。それは会話が始まった時点で「私はひどい口下手で」と断ることです。あるいは若い人同士であれば「あたしはおバカさんなので、あんまりうまくしゃべれないの」と言うだけで緊張の度合いが大幅に少なくなります。先に不得意な点を告白することで一種の「恐いものなし」の状況を作り上げるのです。
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